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焼酎談義 南の島々

Subject: [qsob 298] 焼酎談義 南の島々
Date: Sat, 1 May 2004 14:19:48 +0900
X-Mailer: Lotus Notes Release 5.0.4a July 24, 2000

お疲れさまです。六代目の福田です。

 峯部長、ご結婚おめでとうございます。
 自分は発電所の当番で、5月3日の朝まで川内に居なければならず、
 2次会に参加できません。川内の地より心よりお祝い申しあげます。

 さて、焼酎談義もいよいよ島に渡ることになりました。
 鹿児島の島と言っても非常に沢山あります。九電の離島の発電設備
 (殆どがディーゼル発電などの内燃力)量は、電力9社すなわち
 日本全国の離島の発電設備量の7割弱を占めています。
 これを見てもいかに九州に離島が多いかをご理解いただけると思います。
 現在電気料金は、離島であれ全て一律料金ですが、今後自由化が進めば
 どうなるか分かりません。

 これから紹介する南西諸島の焼酎は大きく分けて二種類。
 本土と同じ芋の焼酎と、奄美諸島だけでしか製造できない黒糖焼酎が
 あります。

 芋焼酎は、5代目興松先輩ご出身の種子島と8代目山口君出身の屋久島
 で造られています。島の形や風土と同じようにそれぞれに個性があって
 面白いと思います。
 種子島酒造(西之表市)の「九耀」は6年間貯蔵した貯蔵古酒と新酒の
 ブレンド焼酎です。沖縄の古酒に似た仕上がりで深みのある味です。
 また、特産の紫芋を使った高崎酒造の「しまむらさき」は芋の特徴からか
 柔らかな味で人気の銘柄です。
 その他、赤米を麹米に使用した四元酒造(中種子町)の「紅子の詩」や
 上妻酒造(南種子町)の「宝満」などの芋焼酎があります。

 一方、屋久島で一番ポピュラーなのは三岳酒造(屋久町)の「三岳」、
 これは値段も手頃で非常に旨い焼酎です。水がいいからでしょうか、
 大好きな焼酎の一つです。以前は、ここ川内でも福岡でもどこでも
 売っていたのですが、川内では最近全く見かけなくなりました。焼酎
 ブームに乗って、関東方面に出て行くようになったのでしょうか。
 ちょっと寂しい気がします。

 黒糖焼酎については次回にしたいと思います。また、自分の業務のこと
 で恐縮ですが、当社は先日玄海原子力発電所3号機で2010年度まで
 を目途に、プルサーマルを実施する計画を決定しました。ご存知の方も
 多いと思います。ただ、内容についてはかなり誤解されている方も
 居られると思いますので、次回の黒糖焼酎の紹介の際にでも、この場を
 借りて簡単に説明させて頂きます。興味のある方はご一読ください。

             六代目   福田 剛