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だるまラーメンと焼酎談義(鹿児島編:その1)の変更点

+Subject: [qsob 189] だるまラーメンと焼酎談義(鹿児島編:その1)
+Date: Sun, 26 Oct 2003 15:00:56 +0900
+X-Mailer: Lotus Notes Release 5.0.4a  July 24, 2000
+
+お疲れさまです。六代目の福田です。
+
+ 先日の高畠先輩の講話のあとの懇親会の場で、「だるま」ラーメンがもう
+ 箱崎にはないということが話題になりました。
+ 何でも天神方面に移転したとのことで、九州支部長の松中君が早速行って
+ くれて以下の情報をくれましたので転載します。
+ 皆さんも機会があれば行かれてみてはどうでしょうか。
+
+ ************************************
+
+ …… 久しぶりに行ったら、おばさんが僕の事を
+ 覚えてくれてました。(感激ですね)
+
+**  グルメミニ情報  ***********************
+* 九大少林寺部員を魅了した箱崎のあの細麺トンコツの「だるま」ラーメン
+*
+* 今は、渡辺通りに移転して営業中です。
+*
+* 「博多だるま」  (092−761−1958)
+*
+* ホテルニューオータニの裏通りを天神方面に少し行った
+*
+* 「渡辺通り3丁目交差点」の角です。
+*
+* 行列のできる名店になってます。味はそのままです。
+*
+* 残念なのはチャンポンがなく、ラーメン、ワンタン麺中心です。
+*
+**********************************
+
+
+ 引き続き、焼酎談義を。今回から鹿児島です。
+
+いよいよ焼酎王国の鹿児島です。
+おいしい焼酎を飲む前に、少々ウンチクをご紹介したいと思います。
+
+焼酎はいつの時代から人々とともにあるのでしょう。
+焼酎の文字は、1559年鹿児島県の大口市、郡山八幡神社(神殿の横木)の
+落書きに残っているように年室町時代には使われ庶民に飲まれていたようです。
+その神社の落書きには、神社の改築に借り出された大工が、当主がけちで
+焼酎を飲ませてくれないと記載したようです。
+
+江戸中期、1783年には、鹿児島県内に約3000件の酒造所があり明治末期
+には約2000件の酒造所があったようです。現在でも県内には約120社の
+酒造会社があり、千を超える銘柄の焼酎を造っています。
+とても全種類飲み切れるものではありません。
+
+焼酎の素材はまずは芋。
+鹿児島の山川はサツマイモの伝来の地。琉球で栽培されていたサツマイモを、
+漁師の前田利右衛門が持ちかえり、山川のシラス台地に植えたのが最初といわれ
+ています。
+そのサツマイモは江戸中期以降、薩摩国内すみずみまで行き渡り、幾度か領民を
+飢えから救いました。このサツマイモを普及させた利右衛門はその徳を讃えられ、
+徳光神社に祭られています。サツマイモもまた琉球から渡ってきたのです。
+焼酎用の代表的なサツマイモの種類は「黄金千貫」(コガネセンガン)です。
+
+次に水。こだわりの水を求めて、蔵元が山間を訪ね歩きます。北薩摩の伏流水、
+溝辺の竹山源水、霧島山系の湧水や温泉水などその土地土地ごとの水で仕込ま
+れます。
+当然飲むときの割水もその地方の同じ水がいいに決まっています。現在ではお湯割
+や水割りが主流ですが、元々は予め割り水をして数日間寝かせておき、「黒じょ
+か」
+と呼ばれる器で暖めて飲むのが一番おいしいと言われています。
+
+最後にこうじ。
+明治のころには焼酎造りにも清酒と同じ「黄こうじ」が使われていました。
+しかし温度管理が難しく、今ではほとんどが白こうじ、黒こうじに取って代わられ
+ました。
+これらのこうじ菌はもろみの防腐に必要な酸を多く生成する性質があり、高温多湿
+の
+気候条件の中でも安全に醸造できる工夫でもあります。特に沖縄で生まれた黒こう
+じ
+菌(アワモリ菌)は独特の個性的な香味を生み出します。
+人により好みですが、私は白こうじはお湯割、黒こうじはロックで飲むのがおいし
+いと
+思います。白麹が若干辛め、黒麹が若干甘めの感じがします。これも人により感じ
+方
+の差があるとは思いますが。
+
+次回からいよいよいくつかの銘柄の紹介です。
+
+          福田 剛
+
+ (10月24日に2号機第14回定検が終了し、通常運転に復帰しました。)